新型コロナウイルス感染症の影響で外出の自粛が叫ばれる中、嫁さんが突然「椎茸を栽培したい!」と言い出しました。
なんでも、自宅で出来るしいたけ栽培が今人気らしいとの事。
「どうせ外に出られないなら、家の中で楽しみたい!」
かくして、我が家でも栽培キットを通販で取り寄せてみる事に。
今回は森産業株式会社さんの栽培キット「もりのしいたけ農園」をチョイスしてみたのでレポート致します。
Contents
しいたけ栽培キット(菌床)とは
オガクズなどの主原料に椎茸の菌を植え付けたブロックを発芽前まで培養し、自宅などで簡単に椎茸の栽培、収穫が出来る菌床の栽培セットです。
菌床は、高圧殺菌された培地(ブロック)に種菌を植え付けてあり、虫などが湧く心配もありません。
収穫回数ですが、休養期間を取る事で2〜3回可能との事です。
菌床の他に、より本格的な原木栽培もあります。
栽培キットはAmazonや楽天などの通販でも購入可能。
因みに栽培が終わったブロックはビニールなどの中で発酵させれば土壌改良材として再利用可能だそうです。
しいたけ栽培キットの育て方
商品到着
4/25に楽天で注文して4/30に到着。
注文後、キノコ栽培の人気が上がってるせいか「最大で2、3日程度の遅れが発生する場合がございます。」とのメールが届き到着が遅くなるのかと思いましたが注文後5日で無事配送されました。
開封
栽培ブロックを箱から出します。
ブロックの大きさは、高さ20cm、幅16cm程。
栽培袋と栽培説明書(手引書)が同封されています。
水洗い
ブロックの袋を破って中身を取り出します。
水道で軽く水洗いします。
加湿
同封の栽培袋にブロックを入れ、霧吹きで表面を濡らします。
保管
栽培袋の口を軽く巻いて洗濯バサミで閉じます。(密封すると栽培ブロックが窒息して発芽しなくなってしまうそうです。)
育成
1日に1〜2回霧吹きをして表面の湿度を保ち、適当な温度の場所でしいたけが育つのを待ちます。
夜間は18℃以下に保つ必要があるので、この日は戸外に出しておきました。
経過
1日目
昼間は20〜23℃が適温という事で室内へ移動。
説明書には発芽まで5日〜2週間とありますが、夕方確認すると既に小さい膨らみが幾つも確認出来ます。早々と発芽している模様。
スゴイ数です…
本日も霧吹きをして、夜には再び室外へ。
2日目
袋を開けてビックリ!しいたけの芽がニョキニョキ伸びてきています。思っていたより成長のスピードが速いです。
3日目
シメジと同じ位までに成長しています。
3歳の息子と嫁さんも興味津々。「ちょっと触る〜!」と言って指でツンツン触ってました。管理人も触ってみると、意外としっかりした感触。
4日目
マッシュルーム位までに成長してきました。
今日も息子はツンツンします。
5日目
そろそろ食べ頃でしょうか?
ひっくり返してみると…もう裏の膜が破れてヒダが見えてます。
全体像!…なかなか壮観です。
収穫
熱湯で消毒してからハサミで切り取ります。
息子も義母も興味津々です。
小さい物も含めて83本収穫出来ました!
大きさは最大の物で5cm程。右上の市販のモノと比べると色が薄く、厚みはさすがに見劣りします。
でも、いいんです!(川平調で…)美味しければ‼︎
試食
獲れたの椎茸、早速食べてみます。
折角なので味が良く分かる様に素焼きにしてみました。
お醤油をチョットかけて出来上がり!
お味の方は…
う、美味い…味は普通ですが自分達で手をかけた分、より美味しく感じられます。
香りもしっかり感じられて歯応えもバッチリあります。
翌日の朝はオムレツで頂きました。こちらも香りが楽しめます!
上手く育てるコツは
届いたらすぐに始める
しいたけの栽培キットは生き物なので放置しているとどんどん生育が始まってしまいます。栽培キットが到着したら直ぐに栽培を始めましょう。
温度、湿度を保つ
栽培には適度な温度と湿度が必要です。
温度は高温にならないように気をつけましょう。室温は10〜20℃位が適温との事。
昼間の室温は20〜23℃にして、夜間は18℃以下になるよう置き場所に注意しましょう。
日中と夜間の温度差がある方が栽培には向いているとの事です。
また、栽培ブロックの表面が乾かないように充分に湿度を保つ事も必要です。
傘の外側が下向きのうちに収穫する
菌床には成長に必要な栄養分の総量が存在しているそうです。その栄養分を使い切らないように気をつける事で、2〜3回収穫する事が出来ます。
なので、あまり大きくし過ぎないうちに収穫するのが良いようです。
傘の裏側の幕が切れていたら、大きさが小さくても収穫しましょう。傘の外側が開ききらずに内側に巻いている状態が良いようです。
※成長が早いので1日置いただけであっという間に傘が開いてしまいます。
抜かない
収穫する時にはしいたけを菌床から抜くのはNG。菌床が傷んでしまい2回目以降の発育に影響します。清潔なハサミやカッターなどを使って菌床のブロックが崩れない様に収穫しましょう。
カビに注意
生えてきたしいたけを軸の根本から切り取らないと、その切り口から青カビが発生してしまいます。
青カビはトリコデルマ菌と言ってしいたけの菌を食べてしまうそうなのでブロックが弱ってしまいます。
軸を残さずになるべく根本から切り取りましょう。
あの有名人も栽培中
芸能界でも伊集院光さんや有吉弘行さん、斎藤工さんもしいたけ栽培に励んでる事を公表しています。
刈り入れ pic.twitter.com/YSMc6M4sS3
— 伊集院光 (@HikaruIjuin) April 18, 2020
シイタケ栽培始めました。 pic.twitter.com/UGGA27BDIG
— 有吉弘行 (@ariyoshihiroiki) April 25, 2020
そうした有名人の影響か2020年5月現在、栽培キットの入手が難しい状態となってます。
コスパは?
1回目収穫出来たのは重さにして528g。
スーパーで売っていた一番安い椎茸が94gで¥138(税込)なので、1回目の収穫分は¥775位でしょうか?
栽培キットの料金が¥1500。2回目以降の収穫分が未知数なので何とも言えませんが、家族3人で交通費を使いキノコ狩りに行ったと思えば全然お得な感じがします。
失敗も…
実は管理人はある失敗をしておりました。
最初にブロックを水洗いする時に白い菌の膜を汚れだと思って、手で洗い落としてしまったのです!
その証拠写真がコチラ↓

しっかり擦っております…。
その結果しいたけが生えて来ない部分が出来てしまいました。
擦らないでいればその部分からも椎茸がもっと生えていたと思われます。
公式サイト上でも
※絶対に手で表面をこすったりしない。
…と注意がされておりました。
ガーン‼︎痛恨のミスです。
でも、その分2回目以降の栽培の栄養分が温存されてる筈…と良い方に解釈して、次回に期待を繋ぎます!f^_^;
皆さんもお気をつけ下さい。
まとめ
しいたけ栽培キットは到着した日から直ぐに始められ、早ければ次の日から発芽。発芽から5日程で5cm位の椎茸が収穫出来ます。
収穫量は今回は500g程でしたが、上手に管理すれば収穫量はもっと増やせそうです。
その為にも説明書や公式サイトで栽培方法をしっかり確認しましょう。
失敗もありましたが、家族皆でしいたけの成長を身近楽しめ、味も堪能出来ました。皆さんも「巣ごもり」「おうち時間」の有効活用に是非利用してみてください。
そして、この外出自粛の期間を頑張って乗り越えましょう!
楽天市場で「しいたけ栽培キット」を探す

