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「新型コロナ」重症化しない身体作り。対コロナ活動【ACO活】対策その2「血管の健全化」

最近の報道でもサイトカインによる免疫の暴走が新型コロナウイルス感染症の重症化に繋がる事が報じられるようになり、基礎疾患のある人に対して注意が呼びかけられる様になってきました。

しかしながら、具体的に何に気をつければ良いかの具体策はあまり語られていません。

ですので、【ACO活】では具体的にどの様な食生活をしていく事が必要なのかについて扱っていきたいと思います。

前回の【ACO活】その①では新型コロナウイルス感染症で重度化をしない為の自分達で出来る身体作りをする対策として、先ず「免疫を整える」という事を紹介致しました。

前回の記事はコチラから↓

子供や女性が重症化しにくい理由とは?今私達にできる事 対新型コロナ活動【ACO活】2020年12月末、新型コロナウイルス感染症の拡大が止まりません。欧米程ではないですが、国内での一日の感染者は4000人に迫り医療体制の...

今回はその②として「血管の健全化」という提案をしたいと思います。

対コロナ活動【ACO活】とは

新型コロナウイルス感染症の拡大に歯止めが効かない中、ウイルスに感染しても重症化しない為の身体作りを個人個人が日常生活の中で無理なく出来る事から取り組んでいこうというのが対新型コロナウイルス活動 (Anti COVID-19 Activity)【ACO活】の趣旨です。

【ACO活】対策その2 「血管の健全化」

前回の記事で体内の特定の免疫細胞を活性化する事でサイトカインを抑制し、血栓による合併症を起こさないよう調整する機能が人間には備わっている事を提示しました。

そして生活習慣病など基礎疾患がある人の血管は痛みやすくサイトカインストームに繋がりやすいという事もお伝えしました。

【ACO活】ではこの免疫のバランス調整と血管の健全化という二点を柱に新型コロナウイルス感染症に備えていきたいと考えます。

今回はその2つ目、血管についての提案になります。

前回同様、先ず重症化の要因として血管が痛む原因をみていきましょう。

重症化の原因 動脈硬化

生活習慣病などの基礎疾患の人の血管は傷つきやすくなっている事が分かっています。

本来健康な血管はしなやかで伸び縮みが出来るような拡張作用がありますが、動脈硬化を起こしてる血管では拡張作用が失われ狭くなった血管内は梗塞が起こりやすい状態になっています。

この梗塞が脳で起これば脳梗塞に。心臓で起これば心筋梗塞狭心症となります。また、もろくなった脳の血管が破れれば脳出血を起こしてしまいます。他にも腎臓で起これば腎硬化症から腎不全に至ります。

動脈硬化の原因

動脈硬化はLDLコレステロールが原因とされています。

しかし最近はLDLコレステロールそのものが動脈硬化を起こすのではなく、活性酸素などにより酸化されてできる酸化LDLコレステロールによって動脈硬化が形成されるという説が有力視されています。

その過程はこうです。

LDLコレステロールが多くなった血液はドロドロの状態で停滞し、行き場を失ったLDLコレステロールは傷ついた血管壁内(血管内皮)から侵入してしまいます。

ただし、このままでは何も悪さはしません。

しかしこの血管壁内は活性酸素が発生しやすく、ここに入ってきたLDLコレステロールはほぼ100%活性酸素により酸化LDLコレステロールに変化してしまいます。

酸化LDLコレステロールは毒性を持つ為、白血球のから変化したマクロファージに外敵と見なされ捕食されます。その結果泡沫細胞という残骸が残ります。

この泡沫細胞に平滑筋細胞などが加わり厚くて硬い組織を形成し、血管の弾力性を奪い動脈硬化へと繋がります。

参照:おかめ納豆 タカノフーズ株式会社「酸化LDLが危険度を増す!」より

対策① 活性酸素を抑制する

糖質制限

活性酸素によるLDLコレステロールの酸化を防ぐには先ず糖分を減らす事です。いわゆる糖質制限です。

なぜ糖分を減らす事が必要かというと、高血糖の血液内では糖が酸素と結びつき活性酸素が発生してしまうからです。

活性酸素は上の項でも書いたようにLDLコレステロールを酸化させ、動脈硬化の原因の酸化LDLコレステロールへと変化させてしまいますのでこの活性酸素の発生をなるべく少なくする必要があります。

また、糖分は血管内のタンパク質と結合して終末糖化産物(AGEs)という物質に変化して血管壁に炎症をも引き起こします。

血管内に炎症が起こればサイトカインの発生へと繋がっていきます。

このように私達が血管を健全に保つのに先ず出来る対策は糖質を減らして活性酸素やAGEsを抑える事です。

抗酸化物質を摂る

活性酸素は抗酸化物質を摂る事によっても抑える事が出来ます。

そして、抗酸化物質の中でも特に抗酸化作用の強い物質があります。

それがアスタキサンチンです。

アスタキサンチン

アスタキサンチンはエビカニなどの甲殻類サケタイなどの魚類などの身に含まれるカロチノイドという赤い色をした色素の一種です。

抗酸化作用の強い物質としては皆さんもご存知のビタミンがあります。

ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEはその代表で、合わせて「ビタミンACE」とも呼ばれています。

高脂血症の方なら医師からトコフェロール(ビタミンE)を処方されている方もいるかと思います。(私の同居している義母も服用しています。)

アスタキサンチンの抗酸化能力はそのビタミンEの1000倍もあります。ビタミンCにおいては6000倍もの抗酸化作用に匹敵します。

また、同じカロチノイドではβ-カロテン(ビタミンA)の4.9倍リコピンの1.6倍に相当する抗酸化作用があるとも言われています。

このアスタキサンチンの強い抗酸化作用がLDLコレステロールを酸化から守ってくれます。

しかもアスタキサンチンの摂取は動物実験で善玉のHDLコレステロールの増加にも繋がったという報告もあります。

また、臨床の現場ではアスタキサンチンの摂取によって血管の修復作用があるアディポネクチンというホルモンの分泌の増加も確認されています。

もう一つ、アスタキサンチンは動物実験で血糖値の低下も確認されています。

ついでにアスタキサンチンには強い抗炎症作用もあるとの事。

参照:アクア・メディカル・クリニック 院長ブログ「アスタキサンチンの抗酸化力」より

まさに血管対策には持ってこいの栄養素でしょう。

抗酸化物資を多く含む食品

アスタキサンチンイクラといった魚類や海老などの甲殻類に含まれています。

アスタキサンチンと同じカロチノイドリコピンβカロテンにもアスタキサンチンほどではありませんが強い抗酸化作用があります。リコピンはトマトに。βカロテンは人参に多く含まれています。

酸化コレステロールを控える

LDLコレステロールの酸化を促進してしまうモノに酸化コレステロールがあります。

酸化コレステロールとは食品中のコレステロールが加熱処理などで酸化したもので、加工食品に多く含まれます。

この酸化コレステロールは血管内のLDLコレステロールの酸化を促進し、動脈硬化が増加すると言われています。

酸化コレステロールはコンビニのフライ弁当ファストフードの再加熱などで大量発生します。レトルト食品、インスタントラーメンの麺などにも含まれます。

対策② コレステロールの抑制

コレステロールも血管を傷つけると言われていますが、コレステロールは多く含む食品を食べても、血中のコレステロール値には影響がないという事が分かってます。(厚生労働省は2015年に日本人の食事摂取基準からコレステロールの上限値を撤廃しました。)

つまりコレステロールの多い食事を減らすというやり方ではコレステロールの量はコントロール出来ません。

ではどうすればコレステロールによるダメージを防げるでしょうか?

HDLコレステロールを増やす

不飽和脂肪酸を摂る

HDLコレステロールは血管内の余ったコレステロールを回収して肝臓に戻す役割があり、善玉コレステロールとも呼ばれています。

このHDLコレステロール増やしてくれるのDHAEPAといった不飽和脂肪酸です。

DHA、EPAはアジイワシサバといった青魚に多く含まれます。

中性脂肪を減らす

中性脂肪は血液中の脂質の事ですが、これが増えすぎるとHDLコレステロールが減り、LDLコレステロールが増える言われています。

中性脂肪は糖分脂質が使われなかった時に体内に貯蔵されたものです。

糖分や脂を減らす事で中性脂肪を減らす事が出来ます。

γオリザノールを摂る

高脂肪食には依存性が起こる事が分かっています。

γオリザノール(ガンマ-オリザノール)はこの依存性を緩和する効果がマウスの実験で報告されています。

γオリザノールは玄米米油など米糠の脂質に多く含まれます。

「玄米を食べると、高脂肪のジャンクフードを好まなく、食事のバランスが改善し、体重増加が抑制されることも分かっています。古くから食べられている玄米にはメリットが多くあります」益崎裕章 氏(琉球大学大学院医学研究科教授 日本肥満学会理事 日本肥満症予防協会理事)

参照:NPO法人セルフメディケーション推進協議会「肥満症をストップ 肥満が11の病気の原因に こうすれば予防・改善できる 」より

対策③ 一酸化窒素を増やす

一酸化窒素(NO)には血管を柔らかくして拡張し血圧を安定させる作用があります。

また、血管内のLDLコレステロールの沈着酸化を防ぎ、動脈硬化の予防にも繋がります。

L-アルギニンを摂る

一酸化窒素はアミノ酸の一種のL-アルギニンから合成されてます。

L-アルギニンは食事によっても増やす事が出来ます。

L-アルギニンを含む食品

L-アルギニンが含有されている食材は、赤肉鶏肉ナッツ大豆といったタンパク質の多い食品に多く含まれています。

一酸化窒素(NO)には抗酸化作用があり、体内に活性酸素が多いとそちらの無害化の為に使われてしまうそうです。ここでも活性酸素の抑制が必要という事が示されています。

対策④ 長寿ホルモンを活性化する

アディポネクチン

内臓脂肪から分泌されるホルモンの一種のアディポネクチンというタンパク質も血管を健全に保つ役割があります。

アディポネクチンは血管内の傷を修復すると共に血管の拡張する作用までも持っており動脈硬化の予防に効果が確認されています。

また、アディポネクチンにはインスリンの効果を高めて血糖値を下げる効果もあります。

アディポネクチンを増やす成分

アディポネクチンを増やす成分は色々報告されています。

青魚に含まれるEPA
大豆に含まれるβ-コングリシニン
アマニ油に含まれるαリノレン酸
トマトに含まれるリコピン
緑黄色野菜などの食物繊維
ワカメ、あおさ、ひじきなどの海藻類

など、和食に代表される食材に多く含まれています。

まとめ

対新型コロナウイルス感染症という提案でまとめてみると、

・糖質の制限
・活性酸素の抑制
・コレステロールの抑制
・一酸化窒素の分泌
・長寿ホルモンの分泌

となります。

何のことは無い今まで言われてきた生活習慣病の対応策そのものです。

特に糖分脂肪分など本来は活動に使われる為のエネルギーが体内に過剰に余る事が血管の損傷に繋がっています。

近年の日本人は頭脳労働が増え、その分体を動かす事が減りエネルギーとして使われなかった糖分や脂肪分が体内に蓄積されてしまっています。

糖や脂はどんどん体内に蓄積して血管の機能と免疫系統を狂わしてしまいます。

私達が今新型コロナに突きつけられているのは、そうした食習慣の見直しです。

新型コロナウイルス感染症で重症化しないように備える為には、こうした食習慣を変えていく事が求められているのだと思います。

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